私にとって玉撞きと言えば、ポケットではなくて、台に穴が無いキャロムです。
学生時代にはよく朝まで四つ玉に遊んでもらいましたし、就職してからも自宅にビリヤード台を置くのが夢だったほど大好きでしたが、この20年ほど撞く機会がありませんでした。

それが最近何度か立て続けにお誘いいただいているうちに寝た子が起きてしまい、久しぶりに玉撞き、それもスリークッションを始めることになりました。

スリークッションとは名前の通り、台上にある手玉以外の2つの的玉に、3回以上クッションをさせてから当てる競技です。
言うのは簡単なのですが、実際にやってみると、いや見ていても、とても複雑怪奇で何をどう考えるとあのような撞き方になるのか、さっぱり理解できない方向に撞くのが正解だったりするほどに難解です。

逆に言えばそれが楽しさでもあり、元理系の血が疼きます。
まだ数度しかやっていないのですけれども、お誘いいただいた方からキューまでお借りしてしまい、マイキュー持参でカッコだけはすっかり撞ける人です。

キュー

しかし現実は厳しくて、まだまだ手玉すら思うとおりに撞くことができません。
それでも毎晩寝る前にはシステムや玉の取り方の勉強をしていますので、頭の中でもすっかり撞ける人になっています。

実際に撞ける人になるにはどれくらい掛かるのかもわかりませんけれども、聞いたところでは毎晩通って半年くらい経てば少しは何とか形になるのだそうですから、かなり長い道のりのようです。

ただビリヤード店は夜中といいますか朝5時頃まで営業をしているところが多いようですので、夜仕事を終えてからフラっと一人で行って練習することができますから、撞ける人になる日は近いかも知れません。