10月1日から最低賃金が引き上げられました。神奈川県はこれまでの818円から一気に18円も増えて836円です。

一番高い東京の837円に次いで、1円差で全国2位の高さです。3位が大阪の786円であることを考えますと、ダントツのワンツーです。
周辺県では千葉が748円、埼玉が759円と100円近くも開きがあります。

全国で一番安いのは今回改定が無かった島根・宮崎と沖縄の642円で、東京や神奈川とは200円近くも差があることになります。
地域ごとの状況を加味してのことでしょうけれども、この価格差や改定の有無などあまり明確な根拠が見えない気がしているのは私だけでしょうか?


 平成23年度地域別最低賃金改定状況

都道府県名最低賃金時間額【円】発効年月日
北海道705(691)平成23年10月6日
青森647(645)平成23年10月16日
岩手 (644) 
宮城675(674)平成23年10月29日
秋田647(645)平成23年10月30日
山形647(645)平成23年10月29日
福島 (657) 
茨城692(690)平成23年10月8日
栃木700(697)平成23年10月1日
群馬690(688)平成23年10月7日
埼玉759(750)平成23年10月1日
千葉748(744)平成23年10月1日
東京837(821)平成23年10月1日
神奈川836(818)平成23年10月1日
新潟683(681)平成23年10月7日
富山692(691)平成23年10月1日
石川687(686)平成23年10月20日
福井684(683)平成23年10月1日
山梨690(689)平成23年10月20日
長野694(693)平成23年10月1日
岐阜707(706)平成23年10月1日
静岡728(725)平成23年10月14日
愛知750(745)平成23年10月7日
三重717(714)平成23年10月1日
滋賀709(706)平成23年10月20日
京都751(749)平成23年10月16日
大阪786(779)平成23年9月30日
兵庫739(734)平成23年10月1日
奈良693(691)平成23年10月7日
和歌山685(684)平成23年10月13日
鳥取646(642)平成23年10月29日
島根 (642) 
岡山685(683)平成23年10月27日
広島710(704)平成23年10月1日
山口684(681)平成23年10月6日
徳島647(645)平成23年10月15日
香川667(664)平成23年10月5日
愛媛647(644)平成23年10月20日
高知645(642)平成23年10月26日
福岡695(692)平成23年10月15日
佐賀646(642)平成23年10月6日
長崎646(642)平成23年10月12日
熊本647(643)平成23年10月20日
大分647(643)平成23年10月20日
宮崎 (642) 
鹿児島647(642)平成23年10月29日
沖縄 (642) 
全国加重平均額 (730) 


労働者の生活を守ることは重要ですけれども、雇用者の実情ももう少し考慮してもらいたいかなと、このままでは東京や神奈川の中小企業は雇用を抑えなければならないか、もしくは他県に移転しなければ経営を続けられなくなってしまいそうです。