週末に書店で見かけて気になり、買い求めた本があります。
第5刷 会社分割 後藤孝典著 かんき出版

はじめににも書いてありますように、会社分割は民法、会社法、税法などの多岐に跨ったとても高度な知識が求められますので、安易に手を出すことは危険ですし、この本の内容をすべて理解することは大変です。
それでもこんな考え方や方法もあるのかなどの新たな発見や、現状の会社法や債権者(主に金融機関)との付き合い方に対する提案などもあり、中小企業の経営者の方々が読まれても勉強になることは多いと思います。

ちょうど関与先様から似たようなの相談を受けたので、昨晩慌てて読み始めた。最初は少し眠くなりましたけれども、途中からは非常に興味深く一気に読み終えてしまいました。
数種類の株式の使い分けや社債の発行など、ある程度の規模がある会社でなければなかなか現実的ではない部分もありますが、資金調達の方法や商号の続用・分割の可否など日常業務の中に活かせるヒントもたくさんもらいました。



「債務者の主導で返済計画が作れる!」「社長・税理士・会計士のための作戦バイブル!」などのコピーもあながち大げさでは無いと思いますので、資金繰りなどで経営に行き詰まりを感じてる経営者は流し読みでもされてみるのはいかがでしょうか?